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忘れる

2018/07/17
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中国地方や岐阜県での大きな災害をもたらした後、愛知県でも梅雨が明けました。

天災というものは「いつ・どこで・何が」予想できるものではありません。

私も今年の4月、お寺さんの結婚式のお手伝いの日に、お天気を心配していましたら、まさかの地震でびっくりしました。

今から7年前には東北で大きな地震と津波が多くの命を奪いながら、街を破壊していく光景がテレビで流され大きな衝撃を受けました。

しかし、ものすごく悲しい衝撃的な出来事でも、人はいつの間にか忘れてしまいます。

正確に表現するのであれば、忘れているのではなく、どれだけ衝撃的な事が起きても、目の前の出来事が優先されている生活に身を持っていかれているのです。

どれだけ悲しくても、お腹は空きます。

眠たくもなります。

そういう事が良いとか悪いとかではなく、それが命をつなげている人の姿であり、生き様なのです。

真宗の教えには、何かをしなさいという表現はありません。

「ただ念仏」

これだけです。

お念仏の生活とは、それぞれのご縁を大切にして、丁寧な生き方を大切にする生き方です。

しかし、それでは納得が出来ないのが、人の正解を欲しがる姿です。

正解は必要ありません。

縁の中で命をつなげて、自己都合の生活をしているのです。

まずはご縁があっての事です。

だからこそ、今あることを確認して生きていく必要があるのです。

正しいとかそういう事ではなく、今生きている命を確認して、そこから命の営みを見つめ直すことが大切なのです。

悲しみすら忘れてしまう私達に、働きかけて下さるのが、お別れしたお命です。

だからこそ、ご遺骨を大切に弔い、思い出す場所を確保することが大切なのです。