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生きる

2018/10/17
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先日、西尾市一色町の赤羽別院で報恩講(親鸞聖人)の法事が厳修されました。

お勤め(お経や偈文を読む)が終わりご法話がありました。

今回のご法話は近くのお寺のご住職でした。

ご住職自身が経験なされた、癌と向き合う闘病生活のお話はかなり聞き入ってしまいました。

病気になり癌の治療が終わり、食事の事を見直される中で、お野菜のお話がありました。

人類は動くことが出来るので動物と言います。

逆にお野菜などは動けません。

そこに根を張り生きていくしかありません。

だからこそ、そこで生き抜くための栄養が有るのだといわれていました。

確かにそうかもしれません。

お野菜や果物は寒くなると自分を守るために糖質を蓄積すると聞いたことがあります。

人類は糖質を作ることはできません。

他の栄養素も自ら作ることはできません。

植物は何処にも行けない代わりに、縁のある場所に根を張り、ただじっと静かに、水と養分だけで成長します。

すごい事だと思います。

樹木という言葉があります。

樹は切られてしまえは木ですが、根がありその場所に存在しているうちは樹木と呼ばれます。

根が有るという事は、簡単には倒れません。

根が有るという事は、どんなに寒くても、どんなに暑くても生きています。

成長というよりも、その場で環境の変化を引き受けながら存在しています。

私達はいつの間にか心の根をどこかに忘れて生きているような気がします。

お参りをするとはそういう事を確認する時間だと思います。

心に根が無ければ簡単に心が倒れてしまいます。

お浄土とは都合の良い事が届く場所ではありませんが、気楽に根を張れる場所だと思います。