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お釈迦様とジャイアン

2021/09/02
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お釈迦様とジャイアン

 

ドラえもんを観ていると、お釈迦様に近いのはのび太かなとか、スネ夫はさすがに違うなとか無駄事を考えてしまいます。お釈迦様とジャイアンはさすがに違うと思い、照合しにくい存在だと決めつけて見ていました。

ユーチューブでマルクス・アウレリウスの存在を知り、お釈迦様と近いかなと思い照合してみました。

生まれは二人とも同じ王家の生まれで生活環境等は、当時としてはかなり恵まれており、似た様な境遇から二人の人生が始まります。

それぞれに紆余曲折の青春時代を過ごしその後、生まれに従い家督を継いだ者と、生まれに逆らい家督を放棄した者として真逆の存在となりました。

生れに従う人生は結構大変な事です。逆に生まれに逆らう人生は、それはそれで大変なものだと思います。

私は生まれに逆らう事なく家督を継ぎ今、僧侶をしています。つまり、お釈迦様と真逆の人生を選んだ人間が、お釈迦様の教えを語るという、おかしな状態の中でお寺を護持しています。

皆、幼少期には夢や憧れを胸に秘めて成長したはずです。いつの間にかその夢や憧れは現実と向き合う事で変化しますが、マルクス・アウレリウスは夢を諦めきれず、皇帝と哲学者の二刀流で歴史に名を残しました。

片やお釈迦様はそこまで器用ではなかった様で、「棄国財位」と書き記されているように生まれ育った全部を棄て、これまでとは違う別の生き方を選びました。お釈迦様は不器用で頑固な方というのが個人的な感想です。

ジャイアンは言わずと知れたジャイアンです。「俺の物は俺の物」という名言を残していますが、「物」という言葉を「人生」と書き換えると、お釈迦様の考え方と似てきます。

 「自分の人生は自分の人生」

と変換すると無量寿経にある

「身自當之 無有代者」

(この身受くるに代わる者なし)

「私以外に、私の人生を送れる者はいない」と類似します。

 お釈迦様は人生経験から「個性」を大切にしていた様に思います。だからこそ他人に対して敬意を持ち、丁寧に向き合われた献身的な姿から、逸話がたくさん残ったのだと思います。

ジャイアンは普段はやんちゃでワガママな存在ですが、ここ一番では献身的な頑張り屋さんでもあります。

 どこまでも自分らしさを貫くジャイアンの姿勢はもしかしたら、お釈迦様に一番似ているのかもしれません。

 

 

 

合掌