他人を気にしてどうするの
上手に生きる必要は無い
どうして、人とうまく付き合わなくてはいけないのか。
友達は本当に必要なのか。
考えさせられる動画が、ユーチューブで流されていました。
①ヒロユキ
先日ユーチューブを見ていた時に、ヒロユキという博識で有名な人に対して、高校生が相談をする内容の動画がありました。
②人生相談
特に高校生の悩みに興味があるわけでもなく聞き流していたのですが、高校生の悩みの内容が対人関係の不安ばかりで驚きました。
それと同時に、私自身も学生時代には、気が利かないとか、人の気持ちが分からないと結構言われていたので、私自身も40年くらい前に戻ったつもりで途中から、一緒に考えてしまいました。
③後から無駄と分かる
今でこそ、それなりの人生経験を積み、その中で捨てるという事や、気にしないという事を覚えたので、他人の意見に対しては、どうこう思う事はなくなりました。
今の自分だからこそ、他人にどう言われようが、そんな事を言う奴は放っておけ、気にする必要は無いとはっきり言えます。
しかし、人生経験が少なく、誰とでも仲良くする事が正しい事と刷り込まれている学生時代だと、正直つらいと思います。
また、自己肯定感が持てずに、自分を見失ってしまったり、自信がなくなる事は、どことなく分かります。
④偉人に学ぶ
この事は、人の気持ちが分からないと、言われ続けてきた私だから言えるのですが「気にしない」が正解でよほど、大丈夫です。
正直、他人は無責任な存在でしかありません。
もし、いろいろな事を言われて自己肯定感が持てない時には、歴史を学んでください。
多くの偉人と呼ばれる人の幼少期は、かなりひどい逸話があるものです。 お釈迦様もその一人です。
⑤お釈迦様
仏教の始まりはお釈迦様です。
お釈迦様は、生まれた環境と自分の性格が合わず、うまく自分らしく生きる事ができずに、苦しんだ方です。
思春期にはひきこもりになり、30歳手前で王位継承を断り、家族も捨てています。
我々の思う、お釈迦様のイメージは、清く正しく美しくという姿だと思います。
私から見ると、素晴らしい人とは、かなりかけ離れているのが、現実のお姿だと思います。
⑥善悪無用
是非や善悪で物事を見る必要はありません。
また、、人として自分らしく生きるという事は、決してみんなと同じ歩幅でみんなと仲良く歩くことでもありません。
どちらかと言えば、好き勝手な速さで、好き勝手に動く事が自分らしく生きる事に近いのかもしれません。
⑦我儘勝手はダメ
ただし、唯所五逆 誹謗正法とある様に、好き勝手と我儘勝手を勘違いしてはいけません。
好き勝手には責任が付いてきます。
自分らしく生きる事には責任も問われます。
なので、勇気が必要だと考えられます。
⑧嫌われる勇気
時々お話させていただきますアドラー心理学を基に書かれた「嫌われる勇気」という本があります。
アドラーは人の悩みの総ては対人関係と言われています。
人の目を気にして、生きる事は時に、息苦しくなります。
我慢は時に必要な事だと思いますが、しなくても良い我慢もあります。
自分らしく生きる事を我慢するのは、はたして必要な我慢でしょうか。
私にはその答えはわかりませんが、一人一人が自分の中で答えを出せば良いと思います。
⑨仏説阿弥陀経
私の属する真宗大谷派にはお経が三つあり、その一つに仏説阿弥陀経というお経があります。
内容は、若い方向けに意訳する際には「世界に一つだけの花」の歌詞を思い出してくださいと、いつもお伝えています。
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
とあります。
⑩自分は自分
自分がどれだけ努力しても、他の人にはなれません。
唯一無二の自分にしかなれないのです。
インフルエンサーや有名なユーチューバーなど有名になり、華やかに見せるのが人生の目的ではありません。
⑪成功と幸福
そういう華やかなものは総て「成功」と呼ばれます。
そして、いつどこで自分から離れていくのかわかりません。
しかし、幸福というものはいかなる時にも、自分から離れる事はありません。
しかも、幸福の基準は自分で決めてよいのです。
⑫挑戦のススメ
若い人達に、成功を追い求める事をやめろとは、絶対に言いません。
どちらかと言えば、ガンガンお勧めします。
挑戦すれば必ず上手くいかない時が来ます。
その時に一つ考えて欲しいのですが、それでも生きている自分をです。
⑬分別を知る
分別という言葉があります。
これは状況(成功)と存在(生命)の二つが私達にはある事を、きちんと知る事から始まります。
存在を理解する事で、より豊かな人生を手に入れる事ができます。
しかし、それには多くの経験が必要です。
おまけに、その経験の多くは失敗(大悲)からもらえるのです。
⑭まとめ(安心して挑め)
なので、安心して挑戦をし、安心して失敗してください。
生きていれば、振り返る時がいつかきます。
その時には、きっとこれまでの総てが愛おしくなります。
だから遠慮せず挑戦をして、たくさんの愛おしいい時間の種まきをしてください。