坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
昔からある有名な諺(?)で、無分別を表現している、言葉の代表です。
①洒落にならない
私もお寺の子として育ちましたので、子供の頃は、この言葉でからかわれました。
今の時代に変換すれば「ロシア憎けりゃキャビアも憎い」とでもなるのかもしれません。
②プーチン大統領
ロシアがウクライナに侵攻を始めて、多くの犠牲者が双方に生まれています。
ロシアの行動というよりは、正確にはプーチン大統領の判断には、多くの方が怒りを持つ事は仕方がない事だと思います。
③たわけもん
私も、連日のミサイル攻撃の報道や、若いロシア兵のインタビューを見ていると、気持ちよくプーチン大統領を見る事は出来ません。
個人的には、実際に行動を起こすロシアの人達よりも、指示をするプーチン大統領に対して、怒りや憎しみを感じます。
④戦争が始まった
いかなる状況であれ、戦争が起きてしまった以上、今後も犠牲者が増えていく事は間違いないと思います。
それぞれの思いを持って、現実を見ていくしかないと思います。
⑤いやがらせ
そんな中、日本で生活を送るロシア関係の人に対して、いやがらせ等の差別的な行為の問題が報道されていました。
大切な事ですが、今起きているロシアとウクライナの戦争と、日本で暮らしている、それらの国の人々の生活は別物です。
キチンと丁寧に、分別をするべきです。
⑥日本国憲法
日本には、憲法において、自由の保障があります。
つまり、日本で暮らす以上、いかなる国の生まれであろうとも、いかなる国籍であろうとも一切関係なく、日本の憲法の基に、自由が保障されているのです。
⑦それぞれに自由がある
時には腹立たしい事もあると思います。
それでも、頑なに憲法を護ろうとする姿は、法治国家として素晴らしい国だと思います。
私の自由は保障されていて、あなたの自由は保障しませんではないのです。
みんなそれぞれに、自由が保障されているのです。
⑧混ぜるな危険
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の発想で、今世界で起きている出来事と、日本で一生懸命に生活を送られている人を、混ぜて批判や差別をする事は、日本国憲法に違反する事でしかありません。
そして、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の発想で、物事をきちんと見ない姿には、美しさも素晴らしさも感じられません。
ただ醜いだけです。
⑨自分を痛める
その姿は、思考停止状態に陥り、考える事を忘れてしまった結果、無秩序な残虐行為を繰り返し、後から自分の行為に苦しんだ、ナチスの親衛隊やオウム真理教の信者の方々と同じです。
自傷行為と同じです。
⑩苦の種
相手をきちんと見る事も知る事を忘れて、雰囲気だけで相手を攻撃する事は、恥ずかしい事です。
慎むべきです。
後から、自分自身を激しく苦しめる、種を作るだけです。
⑪素晴らしい国
平和で社会基盤がしっかりした、他の国から見れば羨ましい限りの日本です。
これからも、多くの外国の人達が、夢を追い求めてこの国へ来る事は、間違いないと思います。
まとめ 自己都合を知る
それぞれに、時の都合で善悪を語ると思います。
しかし、そこには自己都合しかない事をきちんと理解しておくべきだと思います。