ホワイト革命
きれいな世界
①きれいな海
① 新聞に海がきれいになりすぎて海産物が採れなくなっている事が書かれていました。
これまでの環境問題は、地球を汚してしまった事を反省する事から始まったと思います。
これからは、きれいにしすぎてしまった地球環境を、程よく汚そうという時代が来たのかもしれません。
正解が何処にあるのかは分かりませんが、徹底的にきれいにする事より、かなり難易度が高いと勝手に想像してしまいます。
②コロナ感染症
② コロナ感染症で多くの方の命が失われました。
私自身はコロナ感染症に罹患していないので苦しさとかは理解できませんが、ワクチン接種の際に、体中の関節が軋み痛かった事を考えれば、インフルエンザの酷い状態なのかもしれません。
命が奪われることは、いかなる原因でも、残された方には悲しい事です。
そういう悲しい思いをさせたくないと始まったのが、感染症対策だったはずです。
いつの間にか、感染症対策だけが先に走りコロナ警察なんて言葉まで生まれました。 感染症より恐ろしいのが人間だという事を、改めて教えられた事件でした。
人は一つの目標を定めると、なりふり構わず突っ走る生き物なのかもしれません。
③ホワイト革命
③ コロナ感染症対策が騒がれだした時、岡田斗司夫という学者が「ホワイト革命」という新しい言葉を作りました。
これは、世の中が綺麗を求めることから生まれる新しい社会制度の内容です。
綺麗を求める事で、潔白な人、美しい人を求める様になります。
表現を変えれば、多くの人が市場の要求に応える事ができない存在になるという、落ちこぼれ量産社会になる可能も含んでいます。
④デストピア
④ 忘れがちなのですが、綺麗で物事を推し量る事は、簡単であると同時に自分自身に対しても同等の条件が求められるので、状況によっては否定的な要素が付いて回る可能性も生まれます。
つまり、理想的な天国を求める事が、自分のその理想をぶつける事で絶望的な地獄を作り上げてしまうかもしれません。
⑤全色レボリューション
⑤ 仏説阿弥陀経には池中蓮華 大如車輪 青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光と書かれています。
岡田斗司夫さんのホワイト革命という言葉が表すような、綺麗さと美しさが正義の社会がこれからの社会基準になる事はおおかた間違い無いと思います。
私には絶望しかありませんが、未来を予想する事で傾向と対策を備える事も可能だと思います。
ホワイト革命の流れを受けながら、全色レボリューションと呼ばれる様な、個性の一つ一つを認める発想を持つ生き方が求められると思います。
⑥自分らしく生きる事
⑥ 情報化社会になり、情報の共有化が進み、結果として人が悩む事なく簡単に判断できる、美しさや潔白さが経済価値である世界が広がる事で、富の集中が予想されます。
成功と呼ばれる、地位財は加速度的に一部の人達に集中すると思います。
この事は、多くの落ちこぼれを生み出す事に等しいと同時に、多くの差別を生み出す可能性を含みます。
お釈迦様の生き方を学び、自分に合う人生の正解を探す生き方は、これからより強く求められると思います。