無敵の人
無敵の人
①青色青光
世の中にはいろいろな能力や個性を持ち合わせる方がいます。
仏説阿弥陀経にも青色青光と書かれているように、人の数だけ個性があると表現さえています。
そして、その個性が輝かせることのできる世界が今目の前に広がっている生活の場だと書かれています。
②襲撃事件
4月15日岸田首相が襲撃される事件がありました。
昨年の6月には安倍元首相が襲撃され、命を落とされました。
当然の事ですが、首相なり政府関係者に襲撃をすれば捕まる事はわかっているはずです。
暴力や不法行為などで得られる報酬や成果は決して費用対効果の良いものとは思えません。
理屈では分かっていと思いますが、なぜそのような行動をとってしまったのか、その事はしっかり考えないといけないと思います。
③無敵の人
若い方に影響力のある有名人としてヒロユキと言う方がいます。
インフルエンサーと呼ばれ、発言が世間に影響力を与える存在だと承知しています。
このヒロユキが、昨年の安倍元首相を襲撃した山上容疑者を無敵の人と表現していました。
今回の岸田首相を襲撃した木村容疑者も同じ様に無敵の人と考えて良いのかもしれません。
ヒロユキの語る無敵の人とは、失うものがない人のことを表しています。
④相対的価値
私たちは、生まれてから一人に一つずつ人生と呼ばれる経緯があります。
世間は常に比較の世界ですので、常に競争の中に身を置き、社会的に価値のある地位財と呼ばれる、誰が見ても分かる評価基準物が外に側にある物を取り合う状態が、人生と感じる方も多いと思います。
ヒロユキの表現をしたい無敵の人とは、この社会的な地位財のない人を表現していると考えられます。
確かに、山上容疑者は親の関係で学校を通えなくなり、望む未来への挑戦ができなかった事を社会的に恵まれなかったと考えれば、無敵の人かもしれません。
今回の木村容疑者は、どのような状況で被選挙権が欲しくなり暴力で訴える選択を行い、岸田首相を襲撃したかは知りませんが、多分無敵の人に近い状況であったのではないでしょうか。
⑤潜在能力
本当にこの両名が無敵の人かどうかと考えれば、私は彼らを無敵の人として見る事はできません。
社会的な地位財と呼ばれるものが無くても、彼らは自分で爆発物を作る能力を持っていました。
人は、他人の姿や様子を見て、自分に在る物と無い物を探します。
残念なことに他人の所有物を見ている事に集中している以上、自分がどれだけ素晴らしくモノを持っていても、自分の所有物を見つけることはできません。
今回の木村容疑者、先回の山上容疑者、どちらも自分の能力の高さに気づかず周ばかりを見ていたのではないかと思います。
⑥自己肯定感
自分の能力の高さに気づくためには、自己肯定感と呼ばれる、自らが自らをきちんとみると言う能力が必要です。
多くの人は、自分を見ずに、他人と比べることで自分の評価を判断します。
一般的に表現すれば、相対的と呼ばれる比較判断方法になると思います。
しかし、比較するにしても存在はみんな違います。
⑦絶対的価値
大切な事は比べるのであれば、相対的な比較と絶対的な比較の二種類の比較をきちんと行うべきだと思います。
相対的な比較であれば、比べるものは外側に物差しが幾らでもありますので、容易に誰でも可能です。
それに対して、絶対的比較には物差しがありません。
自分で物差しを作成し、自分で決めて往く判断方法なので、きちんと自己の存在を見る必要が発生します。
自分の物差しは無理に厳しくするのではなく、自分が現実にできている事、当たり前や普通だと思っていることをきちんとリストアップすることから始まめるべきだと思います。
何を書けば良いかと思われるかもしれませんが、言葉が発声できる、歩ける、読み書きができる、スマホが操作できる、とかの程度から始めてみれば良いと思います。
書けば書くだけ出てくるので、かなりの量になると思います。
山上容疑者を見て思う事は、有名な学校に行けなかったとしても、受ける資格があるだけでも勉強が苦手な私からすれば羨ましく思える素晴らしい能力ではないかと思います。
まとめ きちんと見る
私たちは結果だけを見て判断してしまいますが、結果とは別に、できている事をきちんと確認する事は結果以上に大切だと思います。