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悪人正機
2023/05/17
悪人正機
三帰衣文とは仏・法・僧を大切にする文章です。
①三帰依文
人身受け難し、いますでに受く。
仏法聞き難し、いますでに聞く。
この身今生において度せずんば、さらにいずれの生においてかこの身を度せん。 大衆もろともに、至心に三宝に帰依し奉るべし。
自ら仏に帰依したてまつる。
まさに願わくは衆生とともに、大道を体解して、無上意を発さん。
自ら法に帰依したてまつる。
まさに願わくは衆生とともに、深く経蔵に入りて、智慧海のごとくならん。
自ら僧に帰依したてまつる。
まさに願わくは衆生とともに、大衆を統理して、一切無碍ならん。
無上甚深微妙の法は、百千万劫にも遭遇うこと難し。
我いま見聞し受持することを得たり。
願わくは如来の真実義を解したてまつらん。
②仏
仏とは、気づきとか学びとかと私は理解しています。
無上意という満たされる事の無い意識を大切にすると書かれていますので、どこまでも新鮮な感性を忘れずに生きて往きましょうというと訳してみました。
③法
法とは外的なつながりと理解しています。
智慧海の如くとあるので、どこまでも貪欲に終わりなき探求心を持つ事を約束しているのではないでしょうか。
④僧
僧と僧伽なので対人関係や社会的つながりを大切にすると私は理解しています。
一切無碍という言葉から、総てが障りない人生は無理ですが、経験した総ての感情を人生の醍醐味と引き受けて往こうと理解しています。
人の人生は人の数だけありますので、その総てが「ええねん」で良いと思います。
まとめ ええねん
ウルフルズの「ええねん」の歌詞の中には「終わり良ければええねん」という歌詞があります。
人生の最後に、いろいろな経験ができて良かったという生き方を選ぶ事も、大切な事だと三帰衣文では教えてくださっているのかもしれません。